FXと株の比較
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・テクニカル分析などの面では共通面が多いですが仕組みは根本的に異なります。
投資対象が違う為で、相場規模なども大きく異なります。
・相場は株が日本の場合は午前9時〜午前11時で前場となり後場は12時30分〜3時。
時間制限があります。株の場合はこの時間の制限のせいでリズム感が生まれます。
・FXは土日の休み以外は常に開かれるのでダラダラとした時間が相当あります。
世界の相場が24時間内に開いたり閉まったりするので、
そういった時間帯に動きが活発になったりします。
・税率に関しても株式は優遇されておりいくら利益を出しても10%固定です。
株式は日本の上場会社の出す株券を買う事で、会社の資金源になるものですから
政府が優遇策を出してくれているのです。2008年末で廃止される予定でしたが
不景気が長い為、延長される可能性が高くなっています。
・FXの税率もクリック系では20%固定なのですが、クリック系はレートも
レバレッジもスプレッドも一般の業者より不利なので高額資金者が利用するくらいで、
ほとんどがクリック系以外の業者を使用しています。
一般FX業者での利益は雑所得となりますので、多くは40%を超える事もあります。
50%近い税率になるには相当な利益が必要ですのでもし高額な利益がでるようであれば
その時点で業者変更するか思案している方が多いようです。
・レバレッジ(掛け率)はFXの一番ともいえる特徴で株式の信用の3倍を大きく上回り、
50倍、100倍、200倍、300倍、400倍とエスカレートしています。
実際の所、何も考えずに取引をすると安易に400倍で大きなポジションを取りがちですが
ほとんどは自動ロスカットによって資金を無くすか、自分が仕込んだロスカットにかかります。
無理な掛け率は身を滅ぼします。無理をせずに落ち着いた取引が重要です。
FXの場合は選択式になっている事が多いので誘惑に負けることなく堅実な心が
株より要求されるのは確かです。業者の多くは400倍のレバレッジが使えたとしても
初期設定を何倍のレバレッジにするか設定出来る所が大半ですので、
初期設定を少なくするのも手です。
・ファンダ面では(ニュースとか価格に影響する事柄)株は決算発表や下方、上方修正、
色々な会社の良いこと、悪い事をIRとして出します。中には相場の開いてない
時間外に出す事もあり、悪いニュースほど時間外に出たりします。
株の場合は、買い、売りが集中すると株券に限りがあるために市場が混乱するため、
特売り(売りが成立しない状態)や特買いなどになることがあります。
為替でも指標やニュースでレートは左右されますが株と違って
売れなくなる、買えなくなるということはまずないので、株よりもFXにほうが
非常時には動きやすい面もあります。
・取引方法についてはほとんど違いがありません。株式専門だった業者がFXに
参入する例も当たり前になり、株も今ではネット証券がメイン。
外出時には携帯電話でも取引が出来ます。昔のように、電話をして専門スタッフに
注文を出す必要もありません。株もFXもモバイル、PC共に充実してきたのは
共通しています。
・口座開設に関しては株式口座を既に持っている人が株式会社の提供している
FXサービスに申し込んだ場合は即日か翌日に取引が出来る例が多く、
FX専業に申し込んだ場合は1週間以内に口座開設される例が多く、
株式口座を新しく開いた場合は3週間程度が多いようです。